職場見学の流れを実施時の注意点とともに解説
従業員や派遣スタッフの入社後の早期退職にお悩みの担当者様には、職場見学がおすすめです。職場見学という言葉は聞いたことがあっても、実際の内容や面接との違いなど、具体的な詳細までは把握できていない方も多いかもしれません。
そこで本記事では、職場見学と面接の違いや職場見学の流れを、実施する際の注意点とともに解説します。
目次[非表示]
- 1.職場見学とは
- 2.職場見学と面接の違い
- 3.職場見学を行うメリット
- 4.職場見学を行ううえでの注意点
- 5.見学者が企業をチェックするポイント
- 6.職場見学を行う際の流れ
- 7.まとめ
職場見学とは
職場見学とは、正式に入社する前の応募者や内定者に、職場を見学してもらうことです。選考が進んでいる応募者や内定者に、社内の様子や入社後に担当する業務を体感してもらうことで、ミスマッチによる早期離職を防止するために行います。また、自社への理解を深め、入社後の自分をより具体的にイメージさせるのも狙いです。
職場見学で従業員と話す機会を設ければ、見学者が抱えている不安を解消した状態での入社が期待できます。
職場見学と面接の違い
職場見学はミスマッチによる早期離職への対策、面接は適した人材の見極めというように、それぞれ実施する目的が異なります。企業が求められる範囲はその目的に応じて、以下の表のように分かれています。
▼職場見学と面接の違い
職場見学 |
面接 |
|
履歴書・職務経歴書の提出 |
✕ |
〇 |
試験・適性検査の実施 |
✕ |
〇 |
選考 |
|
〇 |
同席する方 |
|
|
質問内容(企業→見学者) |
|
|
この表からも分かる通り、選考を目的とする面接では、応募者に履歴書や職務経歴書を提出してもらうのが一般的です。しかし、選考が目的ではない職場見学の場合、見学者にこれらの提出を促すのはNGです。
また、就業を検討している派遣社員が職場見学に訪れた場合、労働者派遣法により派遣先となる企業は、その場で採用の可否を決めることができません。くわえて、職場見学で“個人情報に関すること”や“職務遂行能力に関係ない項目”の質問を行うのも、労働者派遣法の禁止行為に該当するため、注意が必要です。
出典:厚生労働省『派遣先等向けセミナー イチから学ぶ労働者派遣法』
職場見学を行うメリット
職場見学を行うと、求職者と時間をかけてコミュニケーションがとれるため、相互理解が深まります。
企業側は職場見学を通じて、求職者に社内の雰囲気をその目で確認してもらえます。同時に、通勤時間や出勤時の電車や道路などの混雑状況も具体的にイメージがつくため、結果的に内定辞退の防止につながるのです。
さらに、履歴書や職務経歴書では図れない本人の人柄も知ることができるため、企業側はあらゆる視点から人材を見極められます。
職場見学を行ううえでの注意点
職場見学は、どのような趣旨で実施するのか、その目的を事前に社内で共有しておく必要があります。もし、職場見学と面接の違いを把握していない従業員が担当者となった場合、労働者派遣法で禁止されている質問をしてしまうかもしれません。
ほかにも、職場見学を担当する従業員が、事前の準備や見学当日の対応に時間をとられてしまう点に注意したいところです。職場見学を実施する場合は、担当者同士で事前に打ち合わせをしたり、終了したあとはその日の振り返りを行ったりと、職場見学の実施前後を含めて、通常業務に追加して対応することが多くなる傾向にあります。したがって、職場見学をできるだけスムーズに終えられるよう、人事採用担当者と職場見学を行う担当部署で連携し、密接なコミュニケーションをとることが重要です。
見学者が企業をチェックするポイント
職場見学で、見学者が主にチェックするポイントを2つ紹介します。
①社内の雰囲気
自分が働くかもしれない社内の雰囲気は、見学者の誰もが気になるものです。社内の雰囲気が良いと、見学者は安心した気持ちになり、企業に対して好感を抱きます。反対に悪い雰囲気だと、見学者の不安が強まり、選考辞退につながるかもしれません。
また職場見学では、見学者からの質問の時間を設けることもあるので、聞きやすい空気感も意識して作り出す必要があります。選考辞退を未然に防ぐためにも、職場見学を行うことを事前に社内全体に周知し、従業員の意識を統一させておくことが大切です。
②社内の清潔感
社内の雰囲気はもちろん、清潔感に目を向けることも忘れてはなりません。例えば、トイレの清掃が行き届いていなかったり、従業員のデスク周りが乱雑だったりすると、企業に対する印象が悪くなるかもしれません。衛生面に関しては職場見学を行う前日だけではなく、日頃から気をつけるように周知しておくと、当日も綺麗な状態を保てます。
職場見学を行う際の流れ
職場見学は、以下の流れで行われるのが一般的です。
▼職場見学を行う際の流れ
- 受付
- 企業の説明やオフィスの案内
- 質問・面談
- 職場見学の終了
職場見学の実施時間は、企業の担当者と見学者が負担を感じないスケジュールで組むことが大切です。具体的な時間にすると、30〜60分ほどの時間が理想といわれています。
まとめ
この記事では、職場見学について以下を解説しました。
- 職場見学とは
- 職場見学と面接の違い
- 職場見学を行うメリット
- 職場見学を行ううえでの注意点
- 見学者が企業をチェックするポイント
- 職場見学を行う際の流れ
職場見学は、企業側が見学者の人柄を把握できるのはもちろん、自社への理解を深めてもらえる良い機会となります。なお、派遣社員として就労を希望している方が職場見学に訪れた場合は、その場で選考を進めると労働者派遣法に違反するため、注意が必要です。
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