教育・研修 ヒューマンエラー対策

公開講座
オンライン公開講座

ヒューマンエラー対策研修
基礎コース

ヒューマンエラーをゼロにはできませんが、
その影響をコントロールすることは可能です。

ヒューマンエラーによる事故が発生したとき、「当事者の責任か。組織の責任か」と真っ先に論じるようでは、残念ながら事故や不具合をなくすことはできません。なぜ、間違いは起きるのか―。人間特性の理解が、ヒューマンエラー対策の第一歩です。
そして、ヒューマンエラーの背後にある「誰でも共通に陥るであろう要因」を探り出して、対策を講じていくことが重要です。
ANAや航空業界の事例をベースに、明日の業務にすぐに活用できる「ヒューマンエラー対策」を学びます。

『ヒューマンエラー対策研修』には、基礎コースを受講した方を対象に3つのステップアップコースをご用意しています。

公開講座の日程・お申し込み

基礎コースの特長

  • 「人が起こすエラー」に、年齢や経験は関係ありません。どのような業種業態であっても、若年層から経営層まで、原因は共通しています。
    そのため、航空業界やANAが実施しているヒューマンエラー対策は、たとえ皆様の業種業態が異なっていても、明日からの仕事に活かせるポイントが多数あります。

  • 散発的であやふやになりがちなヒューマンエラー対策の基礎知識を、体系立てて具体的に学ぶことができます。

  • 「エラーは人間の脳の情報処理過程で発生する」ことを学び、ヒューマンエラーをゼロにすることはできないことを理解します。

  • 事故や不具合の要因は、個人の問題だけでなく組織など周囲を取り巻く環境にもあることを理解します。(SHELモデル)

  • ケーススタディでの学習では、事故や不具合は複数のヒューマンエラー等が連鎖して発生すること、また、どこかでこのエラーチェーンを切ることで事故や不具合を防止できることを理解します。

基礎コースの特長
SHELモデル

コースの概要

「人はエラーする」という人間特性を体感したうえで、事故が起こる仕組みを理解します。

対象者 新入社員、中堅社員、管理監督職、安全品質担当者、経営層まで事故再発防止を考えるすべての方の基礎知識として
※同業他社の方のご受講はご遠慮いただいております。
受講者の主な業種 情報通信、運輸、製造、医療・福祉、金融・保険業など
実施時間

公開講座:10:00~17:00(休憩時間を含む)
オンライン公開講座:①午前コース 09:00~13:00(休憩時間を含む)  
          ②午後コース 13:30~17:30(休憩時間を含む)
※諸事情により開講時間を変更する場合がございます。

定員

公開講座:24名
オンライン公開講座:30名

※最少催行人数に満たない場合は、開講できない場合があります。予めご了承ください。
この場合は、弊社より直接ご連絡いたします。

受講料金

対面 基礎コース
一般料金:
・52,800円(税込)<本体料金:48,000円>
 
オンライン 公開講座 基礎コース
一般料金:
・44,000円(税込)<本体料金:40,000円>

※ANAカード(クレジット機能付)会員様は、ANAカードで決済いただくと200円(税込)につき1マイルたまります。
詳しくは「各種サービスのご案内」をご覧ください。

※マイルを使って研修をご受講いただく場合、会員ご本人様、会員の配偶者・同性パートナーおよび2親等以内のご家族が対象となります。

備考

クイズや演習を含む座学、事例を用いた実習(ケーススタディ)時はグループワーク
ヒューマンエラー対策すべての土台となる“大切にしたい考え方”、“効果的なヒューマンエラーの防止方法”を学び、ケーススタディのワークで振り返りを行います。

ご注意
※講義の録音・撮影はご遠慮願います。
※テキストは会場にてお渡しいたします。オンライン開催時は事前にメールにてお送りいたします。(講座受講以外の方へのテキスト販売は行っておりません。)

基礎コースの基本プログラム(抜粋)

公開講座

公開講座型

はじめに
                                           
なぜ航空業界がヒューマンエラー対策に取り組み始めたのかなどをご紹介しながらその重要性をお伝えします
人はなぜエラーを起こすのか
(人間特性によるエラー/人を取り巻く環境によるエラー/バイオレーション)     
ヒューマンエラーを防止する為には、人間の思考のメカニズムを理解することが大切です。人間特性の理解の為に、視野の限界や錯視、パターン認識などによるエラーをクイズやゲームを通して様々に体験していただきます。また、エラーを増加させてしまう日常的な要因についてご紹介します。
ヒューマンエラー対策の概念
(ハインリッヒの法則/エラーチェーン/SHELモデルなど)
事故の再発防止に留まらず、未然防止の観点から「ヒヤリハット」情報を活用することの重要性をご理解いただきます。また、
・事故はヒューマンエラーや不具合事象の連鎖によって発生する(エラーチェーン)
・自分自身は周囲のファクターに常に影響を受けて、情報をやり取りしながら仕事をしている(SHELモデル)
と言った、ヒューマンエラー対策に欠かせない基本的な考え方をお伝えします。
その上で、起きた事故に対して、責任追及をするだけでは真の原因は解明できないこと、何より原因究明の風土作りが大切であることをご理解いただきます。
ヒューマンエラー防止法
(エラートレランス/エラーレジスタンスなど)
起きたヒューマンエラーにすばやく気付き対策する「エラートレランス」、ヒューマンエラーそのものを起きにくくする仕組みをつくる「エラーレジスタンス」。二つの防止法について、指差呼称やSTOP LOOKなど航空業界やANAの取り組み事例をご紹介しながらご理解いただきます。また、一番エラーが発生する事の多い、人間そのものへの対策についてお伝えします。
ケーススタディ          個人ワークとグループワークでエラーチェーンを作成し、基礎コースの振り返りを行います。
オンライン講座

オンライン公開講座

人はなぜエラーを起こすのか    ヒューマンエラー対策に、なぜ人間特性が大切なのかを学んだうえで、クイズや演習を通じて「人間はエラーを起こす生き物である」ことを実感することで、ヒューマンエラー対策の新しい一歩を踏み出します。
ヒューマンエラー対策の概念 ヒューマンエラー対策に欠かせない基本的な考え方をお伝えします。
・事故はヒューマンエラーや不具合事象の連鎖によって発生する(エラーチェーン)
・自分自身は周囲のファクターに常に影響を受けて、情報をやり取りしながら仕事をしている(SHELモデル)など
ヒューマンエラー防止法 ヒューマンエラーの背後にある「誰でも共通に陥るだろう要因」の対策を、2種類のアプローチでお伝えします。
ケーススタディ 個人ワークとグループワークでエラーチェーンを作成し、基礎コースの振り返りを行います。

担当講師について

整備部門出身の講師が、安全文化醸成のための知識と経験を駆使して、
安全への確かな視点とスキルをもった人財の育成をサポートします。

講師陣は全員整備部門出身者で、自らがヒューマンエラーに関する実務を体験し、見聞きしているからこそ、実際に起きた事例や経験した事例をより正確かつ真剣に説明することができます。
だから航空業界の事例であっても分かりやすく、受講者の皆様は自分の職場や事象に置き換えて考えることができるのです。

担当講師

受講者の声

実際に起きた事例、および業種・職種に関わらず起こり得る事例が盛り込まれていたので、非常にわかりやすい内容でした。グループディスカッションは、あらゆる業種においても共通する内容で、異なる業種の方々ともスムーズかつ有意義に進めることができました。(製造業)

ヒューマンエラーの取り組み方について、誰でも起こりうる事、仕組みを作れば防ぐ方法があると言う事、講師の方が経験されたエラーが何百人もの命に関わる事などすごく説得力があり、興味深いものでした。(食品製造業)

何故人はミスを犯すのか、具体例が明確だったので理解しやすかったです。また、疑問に思っていた事が腑に落ちる事が多く大変参考になりました。(情報通信系)

クイズや演習を通じて、ヒューマンエラーを起こすメカニズムについて楽しく学ぶことができました。異業種ならではの面白さを感じながら我が身に置き換える事ができる内容でとても充実した時間でした。(金融業)

取引実績

実際に導入いただいているご担当者様のインタビュー記事や事例をご紹介しています。

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